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レビュー・ ・ 2026.09.15 更新 ・ ASTROTRIP

SVBONY SV555 アストログラフレビュー

この記事は、もともとオンラインストアのブログに書いたものです。

最近、SVBONYから新しく登場したアストログラフ天体望遠鏡「SV555」を試す機会があったので、さっそく使ってみました。

SVBONY SV555 の同梱品。赤いリングとプレートに載った鏡筒、収納ケース、説明書、六角レンチ

SV555は、口径54mm、焦点距離243mmというコンパクトな設計で、3群5枚構成(そのうち1枚はEDレンズを使用)の光学系を採用しています。天体写真の撮影に向けて設計されたモデルです。

SV555 の前玉。「54mm f/4.5 APO」「Φ72」の刻印

SV555 の後端。M48 ネジのある接続部から見たレンズ

メーカー公表の主なスペックは以下のとおりです:

· 口径:54mm

· 焦点距離:243mm

· 光学系:3群5枚(EDレンズ1枚含む)ペッツバール式

· 口径比:f/4.5

· 絞り:f/4.5~f/22

· コーティング:FMC

· イメージサークル:Φ44mm(フルサイズ対応)

· マウント:ダブテールプレート(長さ185mm)

· 接続部:M48x0.75 オスネジ

· 重量:本体約2450g(付属品除く)

· 全長:205mm(フード収納時)/256mm(装着時)

· レンズ先端:直径72mmのフィルター装着に対応

· レンズ後端:M48P0.75 オスネジ付き接続部を装備

机の上の SV555 を横から。絞り値と距離目盛が刻まれたリング、赤いリングとプレート

この天体望遠鏡は収納しやすく、重量も非常に軽量です。組み立ても10分ほどで完了するので、観測準備がとてもスムーズです。 また、ピントの合わせ方が少しユニークで、鏡筒の前にあるリング(フォーカスリング)を回して調整する仕組みになっています。最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れてくると直感的に操作できるようになります。

SV555 の前玉の寄り。フォーカスリングを回して合わせる前玉

実際に使ってみた:月の撮影

使用機材:SVBONY SV555

カメラ:Canon EOS R6

今回は月を撮影しました。フルサイズ画面の周辺の星像や周辺減光、絞りを変えたときの違い、EAF による合焦は、まだ確認していません。

ベランダに据えた SV555 と Canon EOS R6。夜の街明かりを背景に

SV555 に Canon EOS R6 を取り付けたところ。フードを伸ばした状態

月を撮影してみたところ、クレーターや山脈の細かなディテールまでくっきりと写し出され、非常に驚きました。特に月の縁付近でも、色にじみや歪みがほとんど見られませんでした。 EDレンズは1枚のみですが、月面では色収差がよく抑えられ、クリアでシャープに写りました。

SV555 と EOS R6 で撮った月。欠け際にクレーターと山脈の影

メーカー公表の仕様から

次の 4 点は、メーカーの公表内容と設計上の特徴です。今回の月の撮影で確かめていない項目は、その旨を書いています。

1. ペッツバール設計と内蔵フラットナー

EDレンズを含むペッツバール設計に内蔵フラットナーを組み合わせ、画面の端までシャープな像を狙った設計です(メーカー公表)。フルサイズでの星野写真はまだ撮っていないため、周辺の星像とコマ収差は確認していません。

2. 絞りの調整

f/4.5からf/22まで、段階的に絞りを調整できます。リングの操作感は程よく、扱いやすい作りです。絞りを変えたときの写りの違いは、今回は試していません。

3. フルサイズ対応

イメージサークルは44mmで、フルサイズセンサーに対応するとされています(メーカー公表)。周辺減光の実際は、フルサイズでの星野作例を撮ってから書きます。

4. カメラとの接続

前面にはM72ネジがあり、一般的なフィルターをそのまま使えます。後端のM48P0.75ネジで、さまざまなカメラとの組み合わせに対応します(メーカー公表の仕様。今回は EOS R6 で使用しました)。

総評:

軽くて組み立てが早く、初めての方にも扱いやすい一本です。今回は月の撮影で試しました。星雲や星野での作例は、条件を揃えてから次の記事にします。ピント合わせは前玉のリングで行いました(EAF は試していません)。フルサイズ対応と接続の自由度の高さは仕様上の魅力で、実際の周辺画質はこれから確かめます。


2026 年 9 月 追記:実際に確認したことと、メーカー公表の仕様を分けるため、後半の記述を書き直しました。もともとはオンラインストアのブログに書いたものです。